ブックタイトルMedetta! Vol.23 2018 Winter 電子版

ページ
76/84

このページは Medetta! Vol.23 2018 Winter 電子版 の電子ブックに掲載されている76ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

Medetta! Vol.23 2018 Winter 電子版

国道20号線、笛吹市一宮町甲斐国一宮浅間神社近くのロードサイドに、新しい呑み処がオープンした。もつ屋本店はメインのもつ煮の他、お酒のアテにバッチリハマるメニューが豊富。呑んべえに嬉しいのはもちろんだが、ランチも充実している。もつ煮定食をはじめ、もつが苦手という人には焼き魚定食などの定食がワンコインで食べられるのだ。洗いを丁寧にすることでもつ特有のくさみを抜き、一気に圧力をかけ3時間~ 4時間煮込む。下味がついたところで、味を染み込ませるために最低3時間~1日煮込んで、もつ屋こだわりのもつ煮込みの完成だ。あっさり柔らかく、くさみもないほろほろのもつ煮は絶品。もつが苦手な人は、くさみと食感のハードルに引っかかっている人が多いかもしれないが美味しく食べられるはずだ。もつ屋を運営するオーナーは映画作品に登場する劇用車を提供する仕事をしたり、撮影の為のスタジオ、サバイバルゲーム、コスプレをする廃墟を企画運営している。必然的に都内で仕事をすることも多く、せんべろ(1000円でべろべろ)の聖地である京成立石を歩いた際にカルチャーショックを受けたそうだ。よく呑んでいた人気のもつ焼き屋さんをヒントに、山梨の食文化をかけあわせたお店をつくりたいと、もつ屋本店をオープンした。笛吹市には昔ながらの農家の人たちが寄り合って“葡萄酒”として湯飲みで一升瓶ワインを呑む文化があることから、一升瓶ワインや焼酎のワイン割という山梨土着のブウ酎を置く。東京の下町発祥のバイスやホッピーなどお馴染みのお酒も多数用意している。バイスやホッピーで割る焼酎は、キンミヤを凍らせた通称シャリキンを採用。シャリキンにビンごと差して呑むオロナミン割も下町スタイルの粋な呑み方である。ごはんもお酒も楽しめるロードサイドのホットスポットだ。料理長にMedetta! を見たというとおすすめメニューを一品サービスしてくれるとのこと。ぜひ活用してみてほしい。もつ煮に使用されるのはガツ、テッポウ、ダイチョウの3種類。多様な食感ともつの美味しさを楽しんでほしいという料理長の思いが煮込まれている。20号線を一宮方面に登っていけば左手に見える。marimo cafe を運営する一ノ瀬瓦工業が、オリジナルの瓦でこしらえたお店の看板はいぶし銀で渋い。こだわりのもつ煮でごはんも酒もとまらないもつ屋本店笛吹市一宮町末木268-1 Tel:0553-34-5039 営業時間:昼 11:30 ~ 13:30(L.O) 夜 17:00 ~ 22:00(L.O)日曜日 11:30 ~ 21:00(L.O) 定休日:火曜日MOTSUYA HONTENもつ屋本店76