ブックタイトルMedetta! Vol.20 2018. Spring 電子版

概要

Medetta! Vol.20 2018. Spring 電子版

好みではなく、周囲への気遣いそれが、私たちの考える“相応しさ”です。完全予約制で自分だけのオーダーメイドスーツを仕立ててくれるドット・テーラー。生地、ボタン、裏地を選び採寸し、カスタマーの要望に沿って仕立てていくのが普通だが、ドット・テーラーの提案はちょっと違う。着心地の良さ、スタイリッシュであることは当たり前。カスタマーにとって「相応しさ」を提供することがドット・テーラーのテーラーリングだ。つまり、好みやトレンドよりも着る人が他者からどう見られるかが重要なのだ。カスタマーのニーズに応じたスーツづくりをするためカウンセリングではいつ、どこで、どんなシーンで、どのように着たいのかを聞く。「フィッターやお客様の自己満足ではなく、袖を通したときに、周りの人から評価されるスーツを仕立てることが使命です」フィッターの輿水さんは言う。店舗コンセプトは「英国の社交場」。伝統的なブリティッシュテーラーをモチーフとしながら随所にモダンな要素をプラスした空間だ。お酒やコーヒーを飲みながらリラックス出来る環境が整えられ、シューズカウンターでは靴をピカピカに磨いてくれる。こだわりはスーツだけに留まらない。ひとつひとつスーツに合わせてつくられた名入りの木製ハンガーを用意。アフターケアは厳選されたクリーニング業者と提携し、クリーニングサービスやプレスを請け負いコンディションを整えてくれる。さらに、オリジナルのネクタイ、カバン、ベルト、カフスやチーフを販売。これらは職人と直接やりとりし、型、素材、縫製などこだわりぬかれた逸品。小物ひとつとっても、徹底したものづくりのクオリティを追求し提供している。「日本の職人の技術は世界的にレベルが高い。価格競争などせず、職人のポテンシャルを活かせる理想のプロダクトをつくる機会を創出し、クラフツマンシップを伝えていくことが大切です」と、代表の松井さんはスーツにまつわる生産背景まで含めてヴィジョンを語ってくれた。ドット・テーラーは2018年3月、甲府に新店をオープンする。自分に相応しいスーツを仕立ててみては。Manners Maketh Man.マナーが人間をかたちづくる。英国のテーラーを舞台にしたアクション映画「キングスマン」のセリフだ。マナーは人のために存在し、人のために行使されるもの。スーツを着るということは自分の好き嫌いやアイデンティティよりも、他者にどう映るかが大切である。ようこそ。マナーを着こなす「社交場」へ。自分に相応しいスーツを仕立てる店「DOT・TAILOR」が山梨にオープンします。　〒400-0035 山梨県甲府市飯田2-6-6 マティアM 1F お問い合わせは　本店03-3797-5111 まで山梨 甲府に　3月16日プレオープン、17 日グランドオープン予定49