ブックタイトルMedetta! Vol.18 2017. Autumn 電子版
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Medetta! Vol.18 2017. Autumn 電子版
6. Un peu「少し」という名の、贅沢を味わう洋菓子店店舗を持たず、バースデーケーキを受注制作。アンプゥの洋菓子はイベント出店やセレクトショップでのポップアップのみで味わえる貴重な贅沢。ひとつひとつ慎重に色鮮やかな洋菓子を並べているのは、作り手の古屋静さん。洋菓子店で働き、妊娠を期にお店から離れていたが出産後、4年ほど前から少しづつ手作りの洋菓子販売を始めた。夏休みの時期。子ども連れのお客さんがこの日多く訪れていた。静さん自身もやんちゃ盛りの息子を育てる母である。息子を出産したときから、いずれ自分で洋菓子を販売したという思いがあったそうだ。学生時代にお世話になったアルバイト先のシェフが口にした「自分の出来る事で人に喜んでもらえるように」という言葉が影響している。旬のフルーツをふんだんに使い、着色料など余計なものは使わない。イベントでは一時間も経たずに用意していた分が完売。日常を贅沢にしてくれる小さな洋菓子には、静さんのやさしさがたくさん詰まっている。クルミハーバルワークスに月に一度出店する。この日はタルトのほかその場で食べやすいヴェリーヌを用意。焼き菓子は事前に予約しておけば当日に受け取り可能。Un peu(アンプゥ)現在店舗を準備中vanille.unpeu@gmail.com64