ブックタイトルほぼハッピーマガジン Medetta! Vol.006 電子版
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ほぼハッピーマガジン Medetta! Vol.006 電子版
MessageMedetta私を元気にしてくれた忘れられないWordsあふれる言葉の中で、今でも心に残るメッセージがあります。あの日の私に元気をくれた言葉は、きっとほかの誰かも勇気づけ、パワーを与えてくれるはず。私が出合った、そんな大切な「言葉」を毎回ご紹介しますtext /桜井栞菜私の耳は貝の殻海の響きをなつかしむです。海は泳ぐためだけのものでなく、ど、シーズンを過ぎた秋の海が私は好きのに中ぎにや海かをなも夏っのて海いもるもんちでろすんねい。いけれるからかもしれません。人はみんな、体ていて、血液や骨には塩分が含まれていordsMon oreille est un coquillageQui aime le bruit de la merJean Cocteauは。それは、人間の体は大半が水でできったこと、きっとみんな一度はあるので波の音を、なんだかとてもなつかしく思海の匂い、海の響き、寄せてはかえすらにこの詩が好きになりました。口大学の訳で、またちがった角度からさ胸がキュンとなったのです。その後、堀や暑さ、そして楽しい思い出を感じて、心で受け止め、過ぎ去っていく夏の喧騒ス語の持つそのままの音と意味を、耳で、した。日本語に訳すのではなく、フランて美しい旋律の詩なんだろうと感激しま語の授業だったので、原文でした。なん私がこの詩と出合ったのは、フランスではないでしょうか。ますが、原文を知っている人は少ないのい詩です。堀口大学の名訳で知られてい日本でもっとも有名なたった二行の美しフランスの詩人、ジャン・コクトーの、届いていますか。海の響き…今はどんな旋律で、あなたに子どものころ、貝を耳にあててきいた繰り返されていくのだと思います。のように、人生もまた、いろんなことがやってくるでしょう。寄せてはかえす波めぐってくるように、必ずまたピークはいるんではないかと。そして、また夏がをもうひとつ大きく、成長させてくれてことがあるんだなあと。この時間が自分えたり、ふり返ったり、感じたりできるます。ピークを過ぎた今だからこそ、考す。そんなとき、私はこの詩を思い出し色。でも必ずピークは過ぎていくものでにのっている絶頂期、人生はまさにバラき、仕事もプライベートも充実してノリすごくがむしゃらに頑張っているとくれます。をひっそりと楽しむ、心の余裕を与えてり…。秋の海は、そんな流れていく時間殻にして、過ぎゆくときをなつかしんだしたり、コクトーの詩のように、耳を貝涼しくなった潮風に吹かれながら読書をひとけのなくなった砂浜を散歩したり、ぼんやり眺めたり、波の歌をきいたり、54